児童買春の逮捕(弁護士コラム)
児童買春の逮捕に強い刑事事件の弁護士が、児童買春の逮捕のよくある質問にお答えします。児童買春の逮捕のことでお悩みなら、弊所の刑事弁護士にご相談ください。名古屋など全国の都市でお待ちしております。
児童買春の逮捕の弁護士コラム
児童買春・児童売春はなぜバレる?なぜ捕まる?
児童買春(児童売春と表現することもあります)は、なぜ捕まるのでしょうか。言い換えると、なぜばれるのでしょうか。
児童買春がばれるルートは、大まかに2通りあります。
児童買春は児童から発覚することが多い
1つ目は、相手の親に児童売春がばれ、警察に通報されたり被害届が出されたりすることで、警察に発覚するパターンです。2つ目は、相手が警察に別件などで補導され、事情聴取されることで、あなたとの児童売春も発覚するパターンです。
警察の内定調査で発覚することは少ない
これらに対して、警察が内偵捜査をすることで児童買春が発覚することは、多くありません。なぜなら、警察は相手の女の子から事情聴取をして供述調書を作ってしまえば、容易にあなたの児童買春に関する証拠を作ることができるので、あなたに対する内偵捜査をする必要がないからです。
児童買春・児童売春の規制や逮捕の最新事情は?
児童売春の規制に関しては、児童売春禁止法・児童ポルノ禁止法があります。では、この法律に基づく逮捕の最新の実態は、どうなっているでしょうか。
児童買春のきっかけはSNSが利用されやすい
スマートフォンの普及により、出会い系アプリだけでなく、LINEやカカオトークも利用して、児童売春は広く簡単に行なわれるようになっています。これに対して、捜査側の現状としては、児童売春を撲滅しようとする運動が行なわれています。民間でもこの動きがあります。
児童ポルノの法改正で所持も処罰対象になる
児童ポルノに関しても、平成26年の6月の法改正により、児童ポルノの単純所持が規制されるようになっています。この改正により、平成27年からは、自分個人で使用するだけの目的で児童ポルノを所持する行為も、逮捕されるようになります。
児童買春・児童売春の逮捕期間や拘留期間は?(正しくは勾留)
児童買春事件で逮捕された場合、どれくらいの期間、身柄を拘束されるでしょうか。
逮捕されると72時間で勾留されるか決まる
警察官に逮捕されてから検察官に送致されて勾留請求か釈放かの判断がされるまで、最大72時間にわたって身柄を拘束されます。
勾留されると最大20日間拘束される
勾留された場合には、まず最大10日間にわたって身柄を拘束されます。さらに、勾留が延長された場合には、さらに最大10日間も身柄拘束が続きます。このように、児童売春事件で逮捕された場合の身柄拘束期間(俗に拘留期間と呼ばれることもあります)は、逮捕から最大23日間にわたって続くことがあるのです。
児童買春・児童売春で捕まる確率、可能性は?
児童買春事件で捕まる確率や可能性は、数値化しにくいところがあります。事件の母数が多く全容が把握できないためです。
昨今、児童買春事件が増加したと指摘されていますが、あくまで「事件化したものの検挙率」に過ぎず、氷山の一角です。背後には、事件化していない児童買春事件が数多く存在しています。こうした事情から、児童買春事件で捕まる確率や可能性は、数値化が難しいのです。
児童買春・児童売春で在宅起訴されることもある?
児童買春事件で、在宅起訴、つまり逮捕・勾留されないまま起訴されることはあるでしょうか。
児童買春事件では現行犯でなくても多くの場合で逮捕される
通常、児童買春事件で立件された場合には、現行犯でなくても、逮捕されてしまうのが通例です。あなたが相手の女の子に働きかけて、あなたに有利な供述をするように口裏合わせをさせ、証拠を隠滅するおそれがあると考えられやすいからです。
児童買春事件で身柄を拘束されない場合
あなたの社会生活上の地位立場、また生活環境によっては、逃亡や証拠隠滅のおそれがないとされ、逮捕の条件がないとして、逮捕・勾留されないまま、起訴されることもあり得ます。あるいは、当初は逮捕されたものの、適切な弁護活動によって勾留を阻止できた場合も、その後は在宅起訴されることになります。または、勾留されたものの、早期に示談が成立したことなどによって勾留が取り消された場合も、その後は在宅起訴を迎えます。
初犯の場合や前科があっても示談できた場合
いずれの起訴の場合も、初犯であれば、余罪が数多くある場合を除き、略式起訴で罰金となるでしょう。また、前科1犯であっても、示談を交わして許してもらえれば、略式起訴され、罰金で済む可能性があります。
前科が複数ある場合
前科が2犯以上ある場合には、公判請求されて正式な裁判になる可能性が高くなります。この場合に処罰を軽くしたいとご希望のときは、刑事事件に詳しい弁護士に依頼するのが一番です。
よくある児童買春の逮捕の弁護士相談
児童買春をして逮捕というニュースを見かけますが、なぜ捕まるのでしょうか。そもそもなぜばれるのでしょうか。少女側から被害届が出たり通報があったりするのでしょうか。少女の補導によって発覚するのでしょうか。内偵調査なんかしてたりするのでしょうか。過去にLINEを使って援助交際をしていた事があるので心配です。
児童買春は警察にたまたまみつかり補導されるとか、どこからか通報があったか、相手が言わない限り発覚しないと思いました。
内偵調査はちなみにどういうことをするのでしょうか?教えてください。
児童買春禁止法、ポルノ禁止法でちょっとしたアプリやLINEでの卑わい画像のやり取りなんかも逮捕されてしまうのでしょうか。撲滅に向けてサーチエンジンなども動いているようですが最新の実体について教えてください。現状逮捕者は増えているのでしょうか。
児童売春禁止法・ポルノ禁止法の具体的な内容が明確にわかっていません。つまりどういうことをすれば逮捕されるのか明確ではないということです。LINEやアプリのみがだめなのか、SNS全般で行なうことも禁止の対象に入るのか、分かりません。
最新のSNSの現状・実態はどうなっているのか教えてほしいと思っています。
児童買春で逮捕されて勾留がきまったらどれくらいの期間警察署にいなくてはならないのでしょうか。拘留期間は窃盗や傷害などと一緒なのですか。ちょっとした写真のやり取りでも長期間拘束される事はあるのでしょうか。
児童買春は刑法には規定されていないですよね?でも児童買春で逮捕された場合、勾留や拘留期間は刑法と同じ期間になるのでしょうか?
児童売春はどれくらいの確率で警察に発覚するのでしょうか。捕まる可能性はどれくらいありますか。警察の統計をみれば検挙率とかが分かりそうですがそもそも認知件数も氷山の一角に過ぎないですよね。よっぽど運が悪い人が捕まっている気がするのですが。
普通に行なっていれば、警察に通報されたり、双方のうちどちらかが警察にいわない限り捕まる可能性・確立はかなり低いと思います。警察の統計・検挙率はどの程度になっているのでしょうか?
児童買春の初犯で現行犯逮捕でない場合逮捕される事はあまりないですか。立件されても在宅起訴とか略式起訴で罰金を払って終わりというケースが多いですよね。逮捕の条件なんてあるのでしょうか。逮捕は事件によってもさまざまですし、画一した逮捕の条件なんてないような気がしますが。ちなみに現行犯の逮捕条件を教えてください。
在宅起訴と略式起訴の違いが明確に分かっていないので、教えていただけますか?