過失運転致死(事件の解決方法)
過失運転致死事件の解決方法を相談できる刑事弁護士をお探しなら、刑事事件に強い弊所にご相談ください。相談・弁護依頼をすると過失運転致死の悩みや不安を解消できます。名古屋など全国の主要都市でご相談いただけます。
過失運転致死の弁護士相談
よくある相談例
先週、地下鉄名城線矢場町駅付近で、プライベートで車を運転中のわき見が原因で歩行者をはね死亡させてしまいました。直ぐに近くの中警察署に通報し、過失運転致死の容疑でそのまま警察署で取り調べを受けました。逮捕はされていません。
私は名古屋市内にある会社に勤め、営業職をしています。仕事柄外回りが多く、訪問先が多い日は車で移動することもあります。特に今は書き入れ時で、ほぼ毎日のように車で移動しています。
今回の事故で、私はどんな処罰を受ける事になるのかが今一番の心配ごとです。事故を起こした以上は当分運転をすることは出来ないと思っていますが、処罰次第では会社をクビになる可能性もあります。なので、こういった事故に強い弁護士さんに相談したいです。
よくある解決パターン
警察から帰って貴事務所に電話し、法律相談に行きました。弁護士さんが、これから何をすべきか教えてくれて、心強く安心して事件を依頼できました。弁護士さんはすぐに被害者のご遺族に連絡を取って示談交渉を進めて私の謝罪の気持ちを伝えてくれました。
弁護士さんの迅速対応のお陰で最終的にご遺族から事件を許して頂けて、事件も執行猶予で済んだので、私は刑務所に入らずに生活できています。もし保険会社に任せていたら、同じ結果にはならなかったでしょう。反省を忘れず生きていきます。本当にありがとう。
過失運転致死事件の解決方法
過失運転致死の前科を付けない方法は?
過失運転致死罪の前科を付けないための方法は、「起訴猶予による不起訴処分」を狙う方法と、「嫌疑不十分による不起訴処分」を狙う方法の、大きく二通りの方法があります。
過失運転致死罪は、運転手の運転に不注意(過失)が認められる場合に限り成立します。過失の有無を争って、嫌疑不十分と判断されれば、ご相談者に前科は付きません。
また、被害者側にも落ち度があり過失の認定が困難な過失運転致死事件では、相手方遺族と示談を締結することで、起訴猶予になる可能性が高まります。過失運転致死に強い刑事弁護士に相談すれば、ご相談者の個別の過失運転致死事故に応じた、様々な解決プランの提案を受けることができます。
私たちが過去に取り扱った過失運転致死事件の例では、実際に、
◎ 普通乗用自動車を運転中、信号機の有無、表示に留意し、これに従って進行するはもとより、横断歩道による横断歩行者の有無に留意し、その安全を確認しながら進行すべき自動車運転上の注意義務があるのに、これを怠り、折から同横断歩道上を左から右へ横断歩行をしていた被害者に自車を衝突させ、よって同人に対し、重症頭部外傷の障害をおわせ、死亡するにいたらしめた。
◎ 業務でトラックを運転中、信号機が赤から青に変わったことを確認して発信したところ、自転車に乗った男性の体の左側面に衝突し、同人を転倒させ、死亡するに至らしめた。
◎ 自家用普通乗用自動車を運転中、歩行者の動静を注視しその安全を確認しつつ直進すべき自動車運転上の注意義務があるのにこれを怠り、同歩行者の動静を注視せずその安全を確認することなく漫然進行した過失により、折から何らかの原因により歩道から車道に倒れかかった被害者に自車を衝突転倒させ、よって同人に外傷性脳腫跳脹等の傷害を負わせ、死亡するに至らしめた。
といった過失運転致死事件で、不起訴処分を獲得してきました。この他にも多数、同種の死亡事故でクライアントに前科が付くことを阻止してきた実績があります。
過失運転致死の刑事処罰を軽くする方法は?
過失運転致死罪で起訴されても、刑事弁護活動を通じて「過失運転の事実を認め反省していること」「二度と過失運転致死罪を犯さないこと」を積極的に立証することで、ご相談者に対する刑事処罰を軽くすることができます。
過失運転致死罪は、相手方を死亡させるという、極めて重大な被害を及ぼす犯罪です。相手方の遺族に対し、真摯な態度で対応し、謝罪と賠償の措置をしっかりと講じておくことが大切です。
過失運転致死で留置場から釈放される方法は?
過失運転致死罪で留置場から釈放されるためには、勾留決定をくつがえす方法と、保釈決定を得る方法の、大きく二通りの方法があります。また、最初の勾留決定は10日間なので、その後に勾留が延長されなければ、在宅捜査に切り替わり、そのまま留置場から釈放されるケースもあります。
過失運転致死罪の保釈金は、「交通事故で、被害者を自車フロントガラスに衝突させて跳ね飛ばし、頭蓋骨破砕骨折等の傷害を負わせ、死亡させた」ほかひき逃げの罪で公判請求された事件で250万円、「交通事故で、被害者に頭部外傷脳挫傷の傷害を負わせ、死亡させた」件で公判請求された事件で200万円、「交通事故で、被害者に心臓損傷、肺挫滅等の多発性外傷の傷害を負わせ、死亡させた」ほかひき逃げ及び無車検・無保険の罪で公判請求された事件で250万円でした。