強姦の示談(事件の解決方法)
強姦事件の示談を相談できる刑事弁護士をお探しなら、刑事事件に強い弊所にご相談ください。相談・弁護依頼をすると強姦の示談の悩みや不安を解消できます。名古屋など全国の主要都市でご相談いただけます。
強姦の示談の弁護士相談
強姦の示談とは、強姦事件を法的手続きの外で、加害者と被害者の合意をもって解決する行為を言います。通常、強姦の示談では、加害者側から被害者側に一定の金銭(示談金)が支払われ、被害者側がこれを受領し、示談契約書が作成されます。
強姦罪とは、暴行又は脅迫によって、13歳以上の女子を姦淫することで成立する犯罪を言います。強姦罪は、刑法177条に規定されており、その法定刑は、3年以上の有期懲役と定められています。
強姦罪は、親告罪とされています。すなわち、強姦罪は、被害者の告訴がなければ、検察官は事件を起訴することができません。強姦の示談がまとまり、被害者自身によって告訴が取り消されれば、加害者側は必ず不起訴処分を得ることができます。この点が、他の犯罪とは大きく異なる点です。
もっとも、一度提出した告訴を取り消すことができるのは、事件が起訴された後に限られます。事件が起訴された後は、刑事裁判が係属することになるので、被害者といえども、もはや告訴を取り消すことはできません。したがって、強姦の示談を成立させるなら、できるだけ早い段階が望ましいと言えます。
よくある相談例
3日前に名古屋市千種区四谷通で1人暮らしをしている息子が、強姦の容疑で千種警察署に逮捕されました。警察官から聞いた話では、家に招いた友人女性を襲い、無理やり性行為をしたとのことでした。息子もやったことを認めているそうです。
息子は2年前から実家を出て、今のところで1人暮らしをしながら名古屋市内にある食料品メーカーの会社に勤めています。ここ最近特に変わった様子もなく、昔から控え目な性格だったこともあり、今回のことにはとても驚いています。
事件を穏便かつ早期に終わらせるため、被害者の女性と示談をしたいと思っています。法律に詳しい知り合いから、強姦事件では相手と示談するのが一番有効だと聞いたからです。なので、それに向けて動いてくれる弁護士さんを探しています。
よくある解決パターン
この度は、息子の犯した不始末の件で大変お世話になりました。相手の女性の方が、当初示談を拒まれていたのを、弁護士先生の親身で熱心な交渉のお陰で、最終的に示談に応じて頂き、告訴の取り消しまでして頂くこともできて、感謝の他ありません。
弁護士先生のお陰で息子には前科がつくことなく、社会復帰できました。息子は事件のことを深く反省しておりますが、今後は親としても息子をきちんと見守りながら、事件と弁護士先生に助けて頂いたことを忘れないよう生活して参ります。有難うございました。
強姦事件の示談による解決方法
強姦罪の示談で前科を付けない方法は?
強姦事件を起こしてしまっても、捜査の段階で、被害者と示談が成立し、告訴が取り消されれば、ご相談者に強姦罪の前科が付くことはありません。捜査の段階で告訴が取り消されれば、強姦罪は起訴されることはないからです。
そのため、強姦事件では、捜査の早い段階で、刑事弁護士を選任し、示談交渉を進めることが重要になってきます。告訴の取り消しが認められるのは、事件が起訴される前だけです。一度強姦事件が起訴されてしまうと、その後に示談がまとまったとしても、告訴を取り消すことはできません。
私たちが過去取り扱ってきた強姦罪のケースでは、次のような事件で不起訴処分を獲得し、ご依頼者に前科が付くのを阻止してきました。この他にも、たくさんの強姦トラブルで不起訴処分を獲得してきた実績があります。詳しくは、法律相談の際、直接、担当の弁護士までお尋ねください。
◎ 強姦事件で示談成立。前科が付かずにトラブル解決。
自宅マンション内において、知人女性を強いて姦淫しようと企て、同女の体を無理やり触るなどの暴行を加えて、その犯行を抑圧した上、同女を強いて姦淫したケースで示談が成立。ご依頼者に前科付かず。
◎ 強姦事件で示談成立。前科が付かずにトラブル解決。
ホテルの客室において、性的サービスを受けるためデリヘル嬢の性的サービスを受けていたが、同性的サービスでは満足できず、自己の性欲を満たすため、性行為を拒否する同女を押さえつけるなどの暴行を加えてその反抗を抑圧し、強いて同女を姦淫したケースで示談が成立。ご依頼者に前科付かず。
◎ 強姦事件で示談成立。前科が付かずにトラブル解決。
自宅に営業訪問に来た女性に劣情を催し、同女を強いて姦淫しようと企て、ベッドに座っていた同女の背後から抱きつき、嫌がる同女の乳房を直接揉む等し、同女の下着等を引き下げて同女の陰部を弄ぶ等の暴行を加え、その反抗を抑圧して、強いて同女を姦淫したケースで示談が成立。ご依頼者に前科付かず。
強姦罪の示談で刑事処罰を軽くする方法は?
強姦罪は、被害者の肉体的・精神的権利を侵害する犯罪です。強姦罪の刑事処罰を軽くするためには、事後的に、侵害した被害者の権利を回復することが大切です。強姦罪は、起訴され刑事裁判になれば、初犯でも実刑判決が下される可能性が高い犯罪類型ですが、示談を成立させれば、執行猶予になる可能性が高まります。
例えば、当事務所で実際に取り扱ったケースでは、「好意のある女性を強姦しようと考え、お店の店内において、同人を押し倒してその乳房を手でもみ、舐め、同人のズボンを引き下げ、ショーツの中に右手を入れ、その膣内に指を挿入するなどの暴行、脅迫を加え、その反抗を抑圧して同人と性交しようとしたが、同人に抵抗されたため、その目的を遂げなかった」強姦未遂事件で、 懲役3年執行猶予5年の判決を得た例などがあります。
強姦罪の示談で留置場から釈放される方法は?
強姦事件で逮捕・勾留・起訴された場合でも、保釈を請求し、これが許可されれば、留置場から釈放されることになります。保釈の請求に際して、強姦の被害者と示談が成立している事実は、強姦事件の被告人に対して有利に作用します。早く留置場から釈放されるという観点からも、強姦事件を示談で解決することは大切です。